【完】【短編集】先生、"好き"を消せません…


「私、心配で心配で…
もうどうしようかと…」

「ごめんね夏未。
僕なら大丈夫だよ、もう少し学校には行けないけど大丈夫」





信じていいの…?


でも大丈夫だって言う人に向かってそう何度も聞けない。





「…そっか、良かった」





精一杯に笑顔を作って先生の病室を後にする。


先生が戻ってくるのずっと待ってる。

教室で、ずっと待ってるよ…

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