【完】【短編集】先生、"好き"を消せません…
その日、家に帰ると先生からメッセージが来ていた。
『今日はありがとうね』
『また明日もお見舞い行くね(*ˊᵕˋ*)』
『気持ちは嬉しいけど…頻繁だと変に思われちゃうよ』
"ただの生徒" が "ただの古典教師" のお見舞いに毎日行くなんて、正直不自然かもしれない。
でも…それなら私は先生を心配することさえ満足にできないの?
『えぇーそっか。
じゃあ1週間に1回なら良い?』
少しでも長く、先生の元にいたい。
1週間に1回でも…会えないよりはマシだから。
『ありがとう。その1日すごく楽しみにしてるね』
そんな、先生の僅かな一言ですぐに私の心は踊ってしまう。
もっと、堂々と先生の傍にいられたらな…