【完】【短編集】先生、"好き"を消せません…
私が先生の元に行くと
「放課後ね、理科準備室に来てくれる?
あ、この後予定あるとかだったら全然大丈夫なんだけど!」
少し視線を外して、ちょっと話したいことがあるんだ…!なんて言うから
──期待しちゃうじゃないですか
きっと私が思ってるようなことじゃないのに。
「わかりました。
暇だし全然大丈夫です」
「そっか。良かったぁ」
ホッと息をつく先生がどこか可愛く見えてしまう。
──これ以上、好きにさせてどうするつもりですか…