【完】【短編集】先生、"好き"を消せません…
「ほらっ今日もあの子来てるよ~?」
「げっ…」
ここ最近、毎日学校まで迎えに来る。
「ごめんね、一緒に帰ってあげられなくて…」
「ううん全然いいの!」
芽瑠と彼氏さんの邪魔はしたくない。
「あっ、京香ちゃん!!」
「創くん…そんなに毎日来てくれなくても…」
「俺が京香ちゃんと一緒に帰りたいからいいの!」
ここまで一生懸命だと…彼のことを疎ましく思ってしまう自分が嫌になる。
そういう気持ちも、今の状況が改善されない要因だと思う…