これは恋ではありません
「おーーい。」


と、美琴は私の顔の前で手を振り



心配そうにこっちを見ていた。



「はっ。ごめん。」




「だいじょぉーぶ?ぼーっとして。」




「ごめんごめん。大丈夫よ。」


私はにっこり笑って答えた。



「そう?ならよかった!じゃあ、早く食べよー」



美琴もにっこり笑って返事をした。




「おい、美琴、薫。」




あぁ…今日もか。




またこれも日常。





「あーひーくん。」





と美琴が空に答える。




ーーーーひーくん。




それは美空がつけた空のあだ名。




空の名字である東山からとっている。



ちなみに、陸の事は陸くんと呼んでいる。
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