これは恋ではありません
そして、美琴は泣きそうな顔をしていた。



「陸!その言い方はないんじゃない!美琴ショックうけちゃってるし…。」




「…薫が言う?それを。」




「え?」




「ごめん、今日僕パス。」




と言ってすぐさま陸は教室から出ていった。




気まずい雰囲気が私達の間を駆け巡る。



「あいつなー。なんか昨日から機嫌悪いんだわ!美琴、許してやってな。じゃあ、食べようぜ。」




空が明るくそう言い放ち、私達はお弁当を食べ始めた。




「ぅんーーま!超うまい!!」




いくつか具を食べたあと空はそう言った。




「ほんと!!よかったぁー。頑張ったかいがあったよー。」



美琴はとても嬉しそうに返事をしている。



よかった。よかった。



「え、おい、薫。」
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