これは恋ではありません
荷物大丈夫かな。



手伝おうかな。



なんて、考えが頭をよぎる。



私の知らなかった美琴の一面を見るのは



あれっきりにしたい気持ちもあって



足は動かなかった。



トンっと、後から背中を押された。



「えっ。」



前のめりになって押された方をみると…
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