日々カオス 〜私に起こるのはこんなことばかり 〜
一人の男を追いかけて海外まで来てしまうなんて、初めてだ。
オーストラリアのシドニーに到着した。やたら電車の構内が広い。スーツケースを持ってこの場所を歩き回るのはなかなか至難の技だ。バスになんとか乗りこみ、予約したホテルにたどり着いた。
シャワーを浴び、さっぱりした後、おしゃれに精を出した。短いワンピースとタイツとほのかに派手な化粧。ちょっとセクシーな気分になれた。
しばらくそのホテルの部屋で待ったら、この『海賊』が現れた。ビジネスパートナーだという大柄の筋肉質の男が彼のスーツケースをホテルのロビーまで運んでいった。荷物を部屋に入れた後、二人で少し衝動的にゆっくりすることの運びになって、その後町へと繰り出した。
ここはシドニーのイスラム街らしく、ニカーブをかぶった人が目立つ。モーシンのビジネスパートナーのファイサルが車でシドニーの街を案内してくれた。
シドニー・オペラハウスの前のイルミネーションが目立つ場所で、モーシンと二人きりの時間を過ごした。日々の生活の雰囲気のない、ロマンスで満ちた雰囲気を楽しんだ。ライティングの凝ったバーで白ワインを楽しんだ。母国語の違うモーシンとは会話を純粋に楽しむことができない。彼と非母国語で話す会話には、ほとんどコンテンツがないが、会話の雰囲気だけは最高に楽しむことができる。
その日が二人きりで朝まで過ごせる初めての夜だった。とにかく寝ている間でも肌を求め続けた。だがそれは、私にとってだったらしく、彼はそこまでベタベタされるのは好きではなさそうだ。その夜はオーストラリアらしく、英語でお互いを表現した。どちらにしても、その日は二人とも最高に時間を楽しんだ。
その次の朝から徐々に、彼の表現が変わってきて、かなり雑な表現をするようになった。私のことを「アナタ」から「キミ」と呼ぶようになり、そのあとは「オマエ」と呼ぶようになった。敬語で話しをしていたのに、だんだん口調が命令形になってきた。明らかに、私を私物化し始めてきた。「俺はワガママだから、それをまず知って!それでも認めて!身も心も!」と、叫んでいるかのようだった。
オーストラリアのシドニーに到着した。やたら電車の構内が広い。スーツケースを持ってこの場所を歩き回るのはなかなか至難の技だ。バスになんとか乗りこみ、予約したホテルにたどり着いた。
シャワーを浴び、さっぱりした後、おしゃれに精を出した。短いワンピースとタイツとほのかに派手な化粧。ちょっとセクシーな気分になれた。
しばらくそのホテルの部屋で待ったら、この『海賊』が現れた。ビジネスパートナーだという大柄の筋肉質の男が彼のスーツケースをホテルのロビーまで運んでいった。荷物を部屋に入れた後、二人で少し衝動的にゆっくりすることの運びになって、その後町へと繰り出した。
ここはシドニーのイスラム街らしく、ニカーブをかぶった人が目立つ。モーシンのビジネスパートナーのファイサルが車でシドニーの街を案内してくれた。
シドニー・オペラハウスの前のイルミネーションが目立つ場所で、モーシンと二人きりの時間を過ごした。日々の生活の雰囲気のない、ロマンスで満ちた雰囲気を楽しんだ。ライティングの凝ったバーで白ワインを楽しんだ。母国語の違うモーシンとは会話を純粋に楽しむことができない。彼と非母国語で話す会話には、ほとんどコンテンツがないが、会話の雰囲気だけは最高に楽しむことができる。
その日が二人きりで朝まで過ごせる初めての夜だった。とにかく寝ている間でも肌を求め続けた。だがそれは、私にとってだったらしく、彼はそこまでベタベタされるのは好きではなさそうだ。その夜はオーストラリアらしく、英語でお互いを表現した。どちらにしても、その日は二人とも最高に時間を楽しんだ。
その次の朝から徐々に、彼の表現が変わってきて、かなり雑な表現をするようになった。私のことを「アナタ」から「キミ」と呼ぶようになり、そのあとは「オマエ」と呼ぶようになった。敬語で話しをしていたのに、だんだん口調が命令形になってきた。明らかに、私を私物化し始めてきた。「俺はワガママだから、それをまず知って!それでも認めて!身も心も!」と、叫んでいるかのようだった。