小さな奇跡。
隼人side





いよいよクランクインだ。




結局悩みに悩んだ結果
自分なりに監督と話しながら撮影に望むことにした。









ひとつだけ
かわったことがある。



山田凛。
前回とは、見違えるほど……素晴らしい演技をする。






いい刺激をもらった…




負けないように頑張らなければ……






「りーんちゃん!
一緒に食べよーぜ!」



「はい!」




「次のシーンさ?
どーする?あそこで俺がいきなりだと変だよね?」


「そーですよね?」


「俺テキトーにアドリブで手差し伸ばすし、応えてもらうことできる?」



「頑張ってみます!」


「ありがとう!」










こうやって、2人で考えて仕事ができる…




前と違って魅力を感じた瞬間だった。


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