小さな奇跡。
隼人side


「カット!」


「隼人くんケータリング!
今日は、豪華だよ!」

「マジですか!?」

「早く食べといで!」

「はい!ありがとうございます!」







あの新人…。

なんてったっけ?


山田……山田 凛……。



芸能界の仕事初めてとか言ってたっけ?



「初めてにしても、ひどすぎるよな…。」


自然と口にしていた。



「隼人くん!
隼人くんも今から?」

「うん」

「みんなで一緒に食べない?」

「いいね!」

「あれ?
山田さんは?」

「みてねーけど?」

「うそ!?」

「隼人くんとのシーンだったから一緒に来ると思ったんだけど…」

「あっ!
NG重ねちゃってるから、ひとりで練習でもしてんじゃない?」

「かもね!
なら、いいっか!食べちゃお!」

「おー!
そーだな!」

「いただきます!!!」




今日のケータリング。
すげー豪華!





今やってるドラマは、学園もので今日は、学校内での撮影で、エキストラも多くそんなエキストラのみんなとご飯中!



一向に来る気配がない…山田凛。



「なにしてんのかな?アイツ」

「ぇ?」

「あぁ。なんでもない。」

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