小さな奇跡。
凛side



あれ?

あのあと…



あっ!
また倒れたんだ…



申し訳ない…しかも…岡本さんの前で…



「大丈夫か?」

「はい…
なんかすみません…監督にやっぱり謝ってきます」

「まだ話は終わってねーけど?」

「へ?」

「邪魔者が入ってな?それで?その傷…」

「いやだから…これは階段から落っこちちゃって…へへっ…」

「まぁいい…そういうことにしといてやる…なんかあったら言えよ?」

「うん!ちゃんといわせてもらいます!」

「あぁ」

ちゃんと笑えてなくてもいい…この際そんなことなんてどーでもいい…隼人くんは薄々気づいてる…。

なんとしても隠し通さないと意味が無い…。




あたしの人生と隼人くんの人生…

そんなの隼人くんの方が大事!!!




覚悟は決めてる…

かかってきなさいよ…

殺せるもんなら殺してみなさいよ!


弱いかもしれないでも…


でも…なんとかする…
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