世界一愛して
日曜日不覚にも8時に起きてしまった

寝坊すればよかった

そう思ったが彼女の連絡先を知らない

黙って約束破るのは良くないと思った

「仕方がない行くか」

休日は朝食は取らない派だがめずらしく朝食を取った

お母さんには全力でにやにやされてるし

まぁいい

なんだかんだ言ってるうちに出る時間になってしまってる

集合場所にぴったりに着いたが彼女の姿は見えない

ベンチに座って10分

「ごめーん、遅れた」

いつもと違う制服じゃない彼女

ちょっと可愛いと思ってしまった

「ほらね?ちゃんと来たでしょ?分かってたよ」

「不覚にもね」

彼女はやはり嬉しそうだった

にこにこしてるのは彼女の日常なのか

常に笑っている

「それで?今日はどこ行くの」


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