不器用な悪女3



陸さんはいつもにこにこしていておしゃべりだが今は静かだ。





きっとこっちが素なのだろうと思う。






無言のまま5分ほど歩くと公園へ着いた。陸さんはバイクを止めると公園にあるベンチへ私を座らせた。そして






「少し待ってて」






そう言って近くにあった自販機へ向かった。





喉でも乾いたのだろうか





自分の分1本を買うのかと思いきや2本買って戻ってきた陸さん。
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