不器用な悪女3


そんな私を見てにやっとした陸さんはその整った唇を開いた。




「知らなかったでしょう」





さぁ、ネタばらしだ、というように愉快そうに笑う陸さん。








少し振り返ってみる。





私と陸さんの接点といえば怜さんだけのはずだ。




そして陸さんとは紅炎の倉庫で話したのがファーストコンタクトだ。



< 6 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop