溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
どうしたっていうの?
「澪のこと、好き、だよ」
「えっ……」
「大切にしたい人だ。そうでなきゃ、もう抱いてる」
大成さんの真剣な眼差しに、心臓がバクバクと音を立て始める。
「ま、まだ、出会ったばかりですし……」
政略結婚がしたくなくて、錯覚しているだけだよ?
「そうだけど……」
彼はそこで黙ってしまった。しかし、私から目を逸らそうとしない。
「おかしいのか、俺の感覚」
「へっ?」
突然わけのわからないことを言い出すので、間抜けな声が出てしまった。
「中野さんにナンパの仕方も教えてもらって、それなりに女の子と遊んだこともあるし、付き合ったこともある。けど、こんなに壊したくないと思った女に会ったことはない」
「壊したくない?」
どういう意味?
「澪は俺の心に平穏を運んでくれる。それなら俺も、お前を守りたいと思うし、絶対に泣かせたくない。傷ひとつつけないように、俺の腕の中に閉じ込めておきたい」
「大成さん……」
「澪のこと、好き、だよ」
「えっ……」
「大切にしたい人だ。そうでなきゃ、もう抱いてる」
大成さんの真剣な眼差しに、心臓がバクバクと音を立て始める。
「ま、まだ、出会ったばかりですし……」
政略結婚がしたくなくて、錯覚しているだけだよ?
「そうだけど……」
彼はそこで黙ってしまった。しかし、私から目を逸らそうとしない。
「おかしいのか、俺の感覚」
「へっ?」
突然わけのわからないことを言い出すので、間抜けな声が出てしまった。
「中野さんにナンパの仕方も教えてもらって、それなりに女の子と遊んだこともあるし、付き合ったこともある。けど、こんなに壊したくないと思った女に会ったことはない」
「壊したくない?」
どういう意味?
「澪は俺の心に平穏を運んでくれる。それなら俺も、お前を守りたいと思うし、絶対に泣かせたくない。傷ひとつつけないように、俺の腕の中に閉じ込めておきたい」
「大成さん……」