溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
「ベッド、行こうか」

「えっ、あのっ……」


あまりの急展開に頭が真っ白になってしまう。
でも体が火照っているのが自分でもわかる。

大成さんは私を軽々と抱き上げ、寝室に向かった。


「澪」


そして、ベッドに私を下した彼は、すぐに覆いかぶさり首筋を舐めあげた。


「た、大成さん……」


ダメだ。心臓が持たない。
私は身をよじって逃れようとした。


「大丈夫。ちゃんと優しくする。澪は感じているだけでいい」


しかし彼は、私の耳たぶを甘噛みして、そう囁く。


「で、でも……無理です」


こんなことになる覚悟なんて少しもできていなかったので、慌てふためく。


「ごめん。俺、澪が手に入ったのがうれしくて止まらない」


私の両手をシーツに縫いとめた彼は、私が着ていたパーカーのファスナーを口でくわえて下ろしていく。
その様子が艶めかしくて、心臓がたちまち暴れ出す。


「あぁっ、ヤッ」


スカートの中に手を入れられ、大きな手で太ももを撫でられると、思わず声が出てしまう。
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