溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
「澪がイヤなら最後まではしない。だから、俺を感じて。もっと俺を求めて」


大成さんは目を細めて私をじっと見つめたあと、瞼に優しいキスを落とした。

初めての経験で、どうしていいかわからない。
だけど、彼に触れられるとすごく気持ちいい。

怖がっている私に気づいている彼は、洋服は脱がせたもののブラもショーツもはぐことなく、あらわになった肌に何度もキスを落としていく。


「んんん……はっ」

「澪、ドキドキしてる」


そして私の胸の谷間に耳を押し付け言う。
そんな恥ずかしいことをバラさないで。


「も、無理。恥ずかしい……」


私が手で顔を覆うと、彼はクスッと笑う。


「それじゃあ、これはどうしよう」


大成さんは次に私を抱きしめて、彼の胸に私の耳をくっつけた。


「あっ……」

「すごくドキドキしてるだろ? 澪より速い自信があるぞ」


たしかに、彼の鼓動も速まっている。
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