Special love
タイトル未編集
春…私は中学生になった。

あまり、お洒落でも何でもない
ただの紺ブレの制服に細く揺れるエンジの棒タイ。
一階の教室からはグランドとテニスコートそして、プールが見えた。古い建物だけど、おろしたての制服のせいか教室は何故か新しい匂いがした。

一限目 チャイムが鳴る。
もう、そろそろ嫌気がさしてきた。
教科担任ごとに繰り広げられる自己紹介。
毎回、毎回、ヤダなぁ…。
同じ質問 同じ答え 本トもぅEじゃん。
そう思いながらも順番が近づいてくると、やっぱり
ドキドキ 緊張しちゃう。そんな事を繰り返しながら慌ただしくも単調な毎日が過ぎていこうとしてた

わたしダケ?
日常がこんなツマンナイなんて…

最近、何だか周囲が騒がしいのは、そんな慣れて来た日常の中で◯◯クンかっこEよね。だとか、告っちゃった。とか、誰と誰が付き合い始めたんだヨ。
だなんてサ。みんな気分まで春めいちゃってるからで。なんかウザイよ。全くぅ。

…て。
ぁあ〜!!! でも、チョット 待って!!!
ううん。ホント羨ましいのかも知れない
てか、マジ羨まし過ぎるよ〜!

とは、思うものの、わたしにはそんなの全くもって縁遠い話しだし。アハハハ…て。
笑うしかないよ。悲しー。

毎日がツマンナイ。そう言いながらも始まったばかり慣れない中学生活に必死!な、わたしなんだもん
仕方ないよね。

なぁんか、良い事ないかなぁ〜♪

それが最近のわたしの口癖。





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