何度だって、君に好きと伝えよう。
「そうなんだ。」

「兄貴は、王輝の2代目総長だった。」

「…じゃあ、前の総長がお兄さん?」

「そ。俺は総長として戦う兄貴が憧れだった。だけど…」

「…?」

「ある日の戦いで兄貴は…死んだ。」








…死んだ…?




「…えっ…。」

「日本1の座を狙って、鬼龍と戦ったんだ。」

「その時に…?」

「あぁ。その時すでに鬼龍の総長は、片桐だった。」








…嘘。

私、全く知らなかった。
< 112 / 210 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop