日向 HIMUKA
再会
(十二) 再会

おばさんは、
うむを言わせぬ勢いで、
どかどかと入りこんできた。

たまに早く帰ってみれば、とか、
なんとかかんとか言いながら、
いかにもいさんくさいものを見るような目つきを日向にむけた。

まぁ、無理もないかも知れない。
ぼくだけならまだしも、
見るからに異様なおばさんが、
眠っている娘の横で、
不気味な水晶を光らせてる姿なんて、
誰が見たってまともじゃない。

おばさんは、
ぼくたち二人に注意をむけながら、
まずは娘の無事を確認しようとした。

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