あたしはモデル。【完】
ヒロトは私がモデルを始めた理由は勿論、高校での私も知っている。
ちなみに、ヒロトとお父さん…つまり私の叔父さんは、私の事務所の社長だったりする。
「しかし、本当大人っぽいよなぁ…
さっきと大違いだな」
そりゃあ、さっきは学校の姿で来たからね。
とは言え笑いながら言うヒロトを少し睨んだ。
「失礼ね」
「悪い、悪い。
…あ、そうだ。お前、今日の撮影たとえどんな共演者でも撮影断ったりすんなよ?」
ヒロトは、少し気まずそうだった。