あたしはモデル。【完】
「…桜って、マジで綺麗だな」
「…え?」
「あ、いや。何でもない。」
突然拓夢そう言った拓夢に、私は驚愕。
なにこの人。なに言ってんの急に。
てか、なんでいきなり敬語じゃなくなったの。
まぁ実際私の方が年下なんだから、特に気にしないけど…
「ありがとう。でも、そんなことないよ?木原さんこそ、すごく人気じゃないですか。カッコイイし。
世間で騒がれる大人気俳優だよ?」
微笑みながらそう言った私の顔は、ひきつってないだろうか。
「……拓夢」
「え?」
「って呼んで?」
……は?
もう、なんなのこの人。