あたしはモデル。【完】


部屋に入ると同時に拓夢は深くかぶっていた帽子をとった。



「なに食いたい?」



「なんでもいいの?」



「あぁ。」



「じゃあ…卵焼き。」



「ふは、わかった」




そう笑うと言って拓夢はキッチンへと向かった。



ご飯作るために来てくれたんだ…


どうして、拓夢は私なんかにここまでしてくれるんだろう。

困っている人をほっとけない人なのかも知れないな。







って、あれ…?


今日ってもしかして…




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