あたしはモデル。【完】
「でもそんな事言ってる桜こそ、大モデルじゃん」
「そうだと良いけどね」
私も軽く笑った
「あ、私これから行くとこあるんだ。
ここのホテル代、いくら?」
そうだ。拓夢はともかく、私は学校に行かなければならない。
「あー…大丈夫。
ここ、簡単に言ったらスタッフが泊まる宿舎みたいなもんなんだ。
ヒロト、だっけ?
昨日のカメラマンがスタッフに桜を一時的に泊まらせてもらえるよう頼んでた。
だから、料金かからないと思うけど」
ヒロトが…?