あたしはモデル。【完】
時間はまだ早く、教室にいようかと思ったけど私に陰口を言う女子がいる場所へ行く気分にはなれなかった。
慣れたとはいえやっぱり嫌なものは嫌だ…
次の授業が始まるまで屋上で休もうと思った。
カチャンッ
キィィィーー…
「んー!涼しいっ!」
もう10月も半ばだからか、風がとても気持ち良い。
「ここに来ると、嫌なこと全部忘れられるなぁ…」
柵にもたれ掛かって、遠くの景色をただ眺めていた。