君との世界に

中学生時代

中学校にあがった頃。
別に繊細では無いんだけれど、小学校の頃とはまるっきり違う1日の流れに、戸惑いは隠せなかった。

好きな男の子とは、1年の時も同じクラスで、それは嬉しかった。


でも、2年になった頃。
小学校の時のクラスの子は、今のクラスに1人も居なくて、知らない人ばかりだった。
何とか、友達は作ったものの、小学校の時の皆のような、心から気を許せるような友達は出来なかった。

3年の頃。
高校だの受験だの、段々忙しくなってきて、皆と遊ぶ様な時間は無かった。
勉強は出来ないし、やる気も無い。
高校に進む気もあまり無かったけれど、高校の卒業資格だけは取らないといけなかったから、高校に進むのを決めた。
段々学校へ行くのも面倒くさくなって、学校はサボった。
大切な時期にって教師達は言うけれどそんなのどうでも良かった。

うちには、夢が出来た。
サボっている間に見た、TVアニメ。
それにどっぷりとハマって、そのキャラを模写している内に、絵を書くのが好きになっていた。

そして、絵を書けるような仕事…イラストレーターや、アニメーターや漫画家になるのが夢になっていた。

そして、家から電車で1時間の所にある、高等専門学校に行く事にした。
もう、あいつとは一緒に通えないけれど。

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