ひとり、夏色
夜は更けて。
今日は千早が来た
どたばたもあって
昼夜逆転生活を
していた私の
睡眠時間が奪われた
ので、夜10時の地点で
私はもうすでに
眠かった。
お風呂に入り、
二階の自室の
ベットで眠りに
つこうとした
瞬間だった。
バタン、と
大きな音をたてて
部屋のドアがあいた。
「何だよ!!」
半分眠っていた
私は起き上がり、
怒鳴った。
ドアの前に
敷布団をかかえた
千早がいた。
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