ひとり、夏色

夜は更けて。

今日は千早が来た

どたばたもあって

昼夜逆転生活を

していた私の

睡眠時間が奪われた

ので、夜10時の地点で

私はもうすでに

眠かった。

お風呂に入り、

二階の自室の

ベットで眠りに

つこうとした

瞬間だった。

バタン、と

大きな音をたてて

部屋のドアがあいた。

「何だよ!!」

半分眠っていた

私は起き上がり、

怒鳴った。

ドアの前に

敷布団をかかえた

千早がいた。

< 14 / 19 >

この作品をシェア

pagetop