Clown Smile(序章)
プロローグ
ある日のこと、町にはどうやらサーカス団が来ているようだった。
なんとなく、そのサーカス団の公演を見ようと思った。そしてこの世のものとは思えないくらい素晴らしい演技をする1人の道化師から目が離せなかった。背格好から女性のようだった。
公演後、俺が劇団を去ろうとすると、
「あのっ」
振り返ると、さっきの道化師の女性だった。
「なにか御用でしょうか?」
「あなたに一目惚れしました。私と一緒に人生を歩んでくれませんか?」
いきなり初対面の女性からプロポーズされ正直かなり戸惑ったが、なぜか彼女とならずっと一緒にいられると直感的に思った。
だが、やっぱり全く知らない女性と付き合うはおろか突然結婚するのはどうかと思った俺は
「まず、恋人から始めませんか?」
と彼女に告げた。すると、彼女は顔をぱあっと明るくさせながら、
「よろしくお願いします。」
と頭を下げ微笑んだ。
それから彼女との距離は急速に縮み、毎日が幸せだった。毎日笑顔だった。あの日までは───
ある日、彼女にプロポーズしようと決めた俺は彼女に「少し出かけてくる」といい、結婚指輪を買いに出かけた。
思っていたより時間がかかってしまい、家に帰るともう夕方の時刻になっていた。しかし、俺はすぐに異変に気がついた。人の気配がしない。俺は部屋中を探した。だが、彼女はどこにもいなかった…
お前が何も言わずに俺の前から姿を消した日から、笑うことがどんなことだったのか忘れてしまった。
それ位お前のことが大切だった。
来る日も来る日もお前のことを探したけど、手掛かりさえも見つからずに途方に暮れている時、突然"アイツ"が俺の前に現れたんだ──
To be continue...?
なんとなく、そのサーカス団の公演を見ようと思った。そしてこの世のものとは思えないくらい素晴らしい演技をする1人の道化師から目が離せなかった。背格好から女性のようだった。
公演後、俺が劇団を去ろうとすると、
「あのっ」
振り返ると、さっきの道化師の女性だった。
「なにか御用でしょうか?」
「あなたに一目惚れしました。私と一緒に人生を歩んでくれませんか?」
いきなり初対面の女性からプロポーズされ正直かなり戸惑ったが、なぜか彼女とならずっと一緒にいられると直感的に思った。
だが、やっぱり全く知らない女性と付き合うはおろか突然結婚するのはどうかと思った俺は
「まず、恋人から始めませんか?」
と彼女に告げた。すると、彼女は顔をぱあっと明るくさせながら、
「よろしくお願いします。」
と頭を下げ微笑んだ。
それから彼女との距離は急速に縮み、毎日が幸せだった。毎日笑顔だった。あの日までは───
ある日、彼女にプロポーズしようと決めた俺は彼女に「少し出かけてくる」といい、結婚指輪を買いに出かけた。
思っていたより時間がかかってしまい、家に帰るともう夕方の時刻になっていた。しかし、俺はすぐに異変に気がついた。人の気配がしない。俺は部屋中を探した。だが、彼女はどこにもいなかった…
お前が何も言わずに俺の前から姿を消した日から、笑うことがどんなことだったのか忘れてしまった。
それ位お前のことが大切だった。
来る日も来る日もお前のことを探したけど、手掛かりさえも見つからずに途方に暮れている時、突然"アイツ"が俺の前に現れたんだ──
To be continue...?
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