片雪の誕生日
その後私は、心の病院に通うことになりました。
一人暮らしをやめ、家族と一緒になりました。


しっかりとお医者さんに話し、調子が戻ってきてからは細々と内職をしました。
最初は仕事を休んで様子を見ていた母も、仕事に行くようになりました。


ぁぃりアーミーズはもういません。
ですが、今でもぁぃり先生の作品を読みます。


友達に裏切られ、誇りだった仕事も失い、ただ暗闇の中で寝ころんでいた私を救ったのはぁぃり先生です。


現実は笑えないことばかりで、本当に苦しい。けれど、ぁぃり先生の作品は現実を排除し、幻想的でした。
笑いに溢れていて、時々見つかる真面目な作品は心が温かくなりました。


作品を書いて下さる先生にありがとうと言いたいです。


そして、短い間でしたがシスターズの皆も、ありがとう。


私にぁぃり先生を教えてくれたあの子にも感謝しています。
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