あの恋、この恋
「で?どーしたってのさ」

美紀は優しくハンカチをさしだす。

「・・・あの、失恋ぢた」

「・・ええっ」

ハンカチが床に落ちる。


悠里は、ゆっくり、夜の街のコトは秘密にして、
振られた瞬間を話した。
「それは、きついね」

「ずずっ」

南は顔をうつむかせた。
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