あの恋、この恋
「おっ、おろして・・・っ」

「ん、照れてんのかよ、男っぽい顔してるくせに」

(は?)

悠里は、ゆっくり、床に足をつけた。

「なあ、お礼は?」

「え」

悠里は硬直した。
「俺、お前を助けたんだけど」

よく考えれば、そうだ、
階段から落ちそうになったところを助けてもらった。

「あー、ありがと//」
「また照れてるー、おまえ、似合わねえよ」

「お前、もっと前向いて歩け、バーカ」

(?!!!!!!!!)
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