あの恋、この恋
悠里たちはお化け屋敷に入った。

(うー、キ、キス・・・)

悠里は暗闇の中をユウユウと歩く。
悠里はお化け屋敷が怖いわけではない。

「ひゃぁっ・・・怖いww悠里ぃ」

南は涙目だ。

「あ、あはは・・・」

「南ちゃんっ!こっ、こっち側、おばけ少ないよ」
にっこり笑って龍が言う。
「ほ、本当?龍くん隣いい・・?」

南が悠里から離れた。
「いいよー、ほらっ」
タタタッと軽い足音を響かせ、南は龍の隣にいった。

(うーん、あーゆう態度が男を落とすんじゃ)
悠里は苦笑いした。

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