あの恋、この恋
その頃――


「南っ、南・・?」

大きな声で叫ぶ悠里に返事も返さず、南は走った。

ピタッ・・・・

「・・・南?」

足を止めた南は、じっと悠里を見た。

「アレ乗ろっ」

「・・・これ?」

南が指差したのは大きなジェットコースター。

「・・いいよ」
二人は、入り口にいった。
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