あの恋、この恋
「では、座って待っててくださいね」

係員に誘導され、二人は、席に着席した。

「・・・あのね、悠里」

南は話し始めた。

「私は、結構もててるみたいだけど・・・」

(あ、南、自覚あったんだ)

ピ――――っ

ジェットコースターは動き始めた。

「恋をしたのは始めてでーっ」

「うんーっ」

会話は着々とすすむ。
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