優しい上司の裏の顔!?





取り敢えず、父と冬馬2人でリビングを片付けさせて、社長をリビングへ呼び4人…いや、5人で座り込み無言。



社長のこと、すっかり忘れていた私。



社長は痺れをきらして、恐る恐る入ってきた。


そこで父は何を勘違いしたのか、私の彼氏と思い込んでる始末。



はぁ…。

だから、社長を連れてきたくなかったのに!!!


「取り敢えず、お父さん。

この子、どうしたの?」


「近所の若者に預けられた」



……最近の若者はこうだから困る。


自分の子供くらい自分で見やがれって!



「で?さっきのリビングの散らかりようはなに?」


「冬馬と喧嘩してました」



と、しゅんとしながら言う父。


予想通り喧嘩はしてたのね。



「はぁ…。

とにかく、いつまで預かるの?この子」


「それが、わからないんだ」



「……は?今、なんて言った?」


「だから、わからないんだよ!いつまでとか」



……呆れた。





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