もしも、運命の赤い糸がみえたなら
事前学習で下調べしたときの印象と比べるとずいぶん古く感じた。
あたしたちは、そこで数枚の写真と、置いてあったガイドブックをもらった。
森くんが自分の時計を見る。
「早いな、もう12時だ。石川さん、おなか空いてる?」
「そんなに。森くんは?」
「俺は、少し。
このへん、食べるとこないから、街まで出よう。」
あたしたちは、またもと来た道を歩き始めた。
バス停で待っていたら、すぐにバスが来て、街まで出る。