もしも、運命の赤い糸がみえたなら
「昼は、何か食べたいものある?」
バスを降りて、森くんが言った。
「特に、思いつかないけど。」
「じゃあ、ファーストフードにしよう。
そこで、話してもいいし、飽きたらどこかで遊ぼう」
1か所、回らなくて済んだ分、遊んでもいいでしょ。
森くんの笑顔がはじける。
あたしはうなずて、近くのファーストフード店に入った。
二人、それぞれランチ価格のバーガーセットを注文し、2階の席に着く。