もしも、運命の赤い糸がみえたなら


「?」

「?」




“?”を浮かべるあたしと谷先生に森くんは得意顔で説明する。





「俺たちがその袋を持ってたら、自主研修ちゃんとしてないのバレるでしょ。



だから谷先生に預けとくね」




「は?」





拍子抜けしたような表情の谷先生。








「先生にあげたわけじゃないから。



ちゃんと、学校に着いたら栞菜ちゃんに渡してよね」







今、黒い森くんがみえたような・・・。


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