もしも、運命の赤い糸がみえたなら


ガラ




突然、社会科室のドアが開く。




「今日は、このプリントをしようと思うのですが、どうですか?」



山脇先生があたしの前の席のイスを引き、後ろ向きのまま座る。





ああ、山脇先生がもしクラスメイトだったら社会の時間、もしかしたらほかの時間もいっぱい背中をガン見して、たまに振り返って・・・




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