棘を包む優しい君に
「震えるのは緊張してるからです。
健吾さんにキスされて緊張しない方がおかしいです。
しかも初心者にいきなり……その………。」
あぁどうしろというのか。
歯止めが効かなくなりそうになる気持ちを抱えながら頭にキスをする。
掠れて消えそうな声で質問した。
「俺が怖くないのか?」
「怖いのは健吾さんが綺麗な方で気まぐれでキスをしてるから………。」
最後まで聞いていられなくて、顔を覗き込むとそのまま口を塞ぐようにキスをした。
重ねた唇を離す途中で朱莉の唇をひと舐めして囁く。
「後悔しても知らないからな。
毎日キスするから覚悟しとけよ。」
もう少しだけ。
記憶を消すのはもう少しだけ後にしたい。
再び唇を重ね合わせると「初心者なのに」と言っていた朱莉の言葉を無視するように深く深く口づけた。
キスとキスの合間に漏れる吐息を今度は存分に聞きながら。
健吾さんにキスされて緊張しない方がおかしいです。
しかも初心者にいきなり……その………。」
あぁどうしろというのか。
歯止めが効かなくなりそうになる気持ちを抱えながら頭にキスをする。
掠れて消えそうな声で質問した。
「俺が怖くないのか?」
「怖いのは健吾さんが綺麗な方で気まぐれでキスをしてるから………。」
最後まで聞いていられなくて、顔を覗き込むとそのまま口を塞ぐようにキスをした。
重ねた唇を離す途中で朱莉の唇をひと舐めして囁く。
「後悔しても知らないからな。
毎日キスするから覚悟しとけよ。」
もう少しだけ。
記憶を消すのはもう少しだけ後にしたい。
再び唇を重ね合わせると「初心者なのに」と言っていた朱莉の言葉を無視するように深く深く口づけた。
キスとキスの合間に漏れる吐息を今度は存分に聞きながら。