契約の彼女と彼の事情

24話

ピンポーン

インターホンが鳴る音で目が覚めた、

そっか今日は土曜日、

昨日の服装のまま、髪だけ整え、玄関へ向かう、

玄関を開けると修一郎さんがいた。

「舞、どうしたの?」

少し前かがみで、笑顔もない私に、心配そうに声をかけてくれる。

「ごめんなさい、頭痛くて・・・」

「ちょっと休もう」

そう言って、寝室につれて行ってくれる。

「昨日、仕事の飲み会で飲みすぎて」

「そうなんだ、まずゆっくり休んで」

そう言って、額に手を乗せてくれる。

横になった私は、意識を手放した。
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