契約の彼女と彼の事情

25話

目覚めた時、時計の針は2時を指していた、

「舞、大丈夫?」

「だいぶまし・・・」

「これ買ってきたんだ」

そう言って、アクエリアスのボトルを手渡してくれる、
ありがたく、それを口に含む。

「美味しい」

「だいぶ良くなったみたいだね」

「すみません、約束の土曜なのに」

「いいんだよ、他何か食べる?」

首を横に振る。

「どうして飲みすぎたの?」

修一郎さんは、私が一杯しかお酒を飲めない事を知っている。

「会社の人に勧められて、断れなくて」

「そっか」

その後、しばらく無言が続いた。
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