未完成な恋 Ⅰ -私の初恋?-



「凜空くんさ!めっっちゃかっこいいんだよ」


「へぇ」


「なんでそんな興味無さそうなの酷い!」


「いや、イケメンだとは思うけどそれ以上でもそれ以下でもないって言うか...」


「まぁイケメンだけどさ」



心愛の面食いめ。



「花代はさ、彼氏欲しいとか思わないの?」


「思うよ」


「思うの!!?」


「なんでそこでビックリすんのよ。」


「単純にビックリした」


「今はいいかなって思ってるだけ」


「なんなのよもう。」



こっちのセリフなんだけど。


なんなのさっきから。



「あのねあのね!花代に紹介したい人が~」


「はぁ!?」


「うふふ。だからさ、その人も含めた4人でダブルデートしよ♡」


「誰、4人って」


「私と~凜空くんと~花代と~紹介したい人♡」


「...それあんたが凜空くんと出かけたいだけなのわかってるからね。」


「バレた!」


「バレバレだよ、バカ」



私の大好きな友達は、バカです。


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