愛されたい、だけなのに~先生、幸せって?~【3】
「まぁ、学校公認なんだしマナは気にすることないけどさ。圭吾と付き合うことになったら、教えてね」
「!?」
「あ、やば!!雨降ってきた!!!」
窓の外を見ると、雨がしとしとと降り始めていた。
「部屋の窓開けっぱなしだ!!今日親いないから帰らなきゃ!!」
「あ、じゃあ私も」
蘭に続いて立ち上がった。
「じゃあね、マナ!また、話聞かせてね」
蘭とはファミレスで別れた。
走って帰って行く蘭に手を振り、空を見上げた。
さっきよりも雨が強くなっている。
私も早く帰らなきゃー…