恋のかけ引きはいつも甘くて切なくて
それから10分くらい
未玖ちゃん家の玄関前で
話をしていた。
話していくうちに、私も
未玖ちゃんと同じ高校に
通うことが分かった。
「明々後日から同じ高校って
考えただけで楽しみだなー♪
ねっ、朝一緒に登校してもいい⁇♪」
「うん‼︎場所とか全然知らないし、
その方が心強いなぁ。」
「やった♪じゃあ、明々後日
朝迎えに行くね♪」
「ありがとう♪
じゃあー、またね。」
「うん♪またね〜♪」
ーガチャッー
未玖ちゃんに手を振って、
玄関のドアを閉める。
引っ越し初日から、
良い友達が出来て少しだけ安心した。
その後、残りの近所にも
挨拶を終わらせて
私は自宅へと戻った。