【完】『空を翔べないカナリアは』

学校の帰り、美優は自転車で鶴見ベースに寄った。

「珍しいな」

貴慶は中へ美優を招き入れた。

美優が例のチケットの話をすると、

「もしかしてこれか?」

と貴慶は、テーブルにあったチラシをつまみ上げた。



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