天神学園の奇妙な案件
顔を上げ、確認する。

龍一郎の弁当には、2つ。

さっき2つ食べていたので、全部で4つだ。

蛮のにも、同様に4つ。

蒲公英の弁当には2つ。

…自分のには6つ。

一番多い。

蒲公英の自信作のおかずが、自分のには一番多い…。

「でも、ティーダっちは欲張りみたいだから…」

箸で自分の分のミートボールを1つ摘まみ、ティーダの弁当箱に入れる。

「もう1個あげよっかな…」

「っ」

ティーダは箸をとり、元気よくミートボールを口に運ぶ。

「うまっ!蒲公英の弁当、今日もうまっ!」

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