天神学園の奇妙な案件

少年はその場に正座する。

「世界の修正が始まる前に帰還しないといけませんから、あまり長くはこの時代に居られないんです。お願いですから、黙って話を聞いていて下さいね」

彼は説明を開始する。

「僕は丹下 龍架（たんげ ルカ）といいます。未来の天神学園魔術クラスから来ました」

「丹下っ？丹下っておま「お願いですから！黙って聞いて下さい」

何か言いかける龍一郎を抑えるルカ。

「大魔術の時間操作を行使して、この時代に来ています。『唯一この時代で未来の記憶を有している』龍一郎さん達にお伝えしたい事があって」

「お前、俺達が未来の記憶を持ってる事を知っ「黙って聞いて下さいってば！」

重ね重ね、龍一郎を抑えるルカ。