天神学園の奇妙な案件
何事もなく過ぎる天神学園の日常。

授業を進めながら、すずは教壇からティーダ達生徒の様子を眺める。

…龍一郎の知っている記憶では、蛮が天神学園の生徒になったという歴史はないらしい。

大なり小なり、歴史改変の兆しがあれば注意深く経過を観察すべきだとは禿鷲の話。

新しい仲間が増えた事を手放しで喜べないのは複雑だが、小さな亀裂が元で、歴史の流れに決壊が起きては取り返しがつかない。

龍一郎に協力すると言った以上、すずは油断する事なく、観察を続けた。

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