天神学園の奇妙な案件
フィンの一撃が効かぬならば。
バルトメロイはルーン魔術を行使する。
たちまち発火し、炎に包まれる龍一郎。
しかし炎は立ちどころにして鎮火する。
不自然な炎の消え方だった。
「貴様も魔術師ならば知っていよう」
龍一郎は言う。
「対魔力。魔術への耐性。俺が持つ対魔力は、魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまい、事実上現代の魔術で傷付ける事は不可能なレベルだ」
「……」
バルトメロイは気付く。
「貴様、誰だ?先程までの少年ではないな?」
「応」
また王の笑みを浮かべ。
「臥龍・鴉丸 禿鷲。気まぐれで朽木のような老いぼれの相手をする事と相成った」
龍一郎の身を借りた禿鷲は言った。
バルトメロイはルーン魔術を行使する。
たちまち発火し、炎に包まれる龍一郎。
しかし炎は立ちどころにして鎮火する。
不自然な炎の消え方だった。
「貴様も魔術師ならば知っていよう」
龍一郎は言う。
「対魔力。魔術への耐性。俺が持つ対魔力は、魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまい、事実上現代の魔術で傷付ける事は不可能なレベルだ」
「……」
バルトメロイは気付く。
「貴様、誰だ?先程までの少年ではないな?」
「応」
また王の笑みを浮かべ。
「臥龍・鴉丸 禿鷲。気まぐれで朽木のような老いぼれの相手をする事と相成った」
龍一郎の身を借りた禿鷲は言った。